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 独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業
「感声による社会活躍・自立支援システムづくり事業」

 事業の目的と意義


若駒の里
東京都 文京区「若駒の里」知的障害者更生施設 定員30名
平成20年6月24日(火) 第12回研修



 若駒の里では、今日まで発声訓練だけでしたが今回から社会参加を目指した初めて絵画練習をおこないました。

 最初にいつものように呼吸訓練をしてから絵画の製作を行いました。

 Kさんは言葉が上手く出せず表情も硬かったのですが絵を描いてビックリ。その動きと運筆は有名な版画家の棟方志功が版画を製作する時に一気呵成に作品を作り上げるスピードそのものだったのです。出来上がった絵も情熱的でいままで見た事もないようなタッチです。

 皆さんそれぞれ思い思いの絵を書き上げましたが素晴らしい色彩と構図です。

 皆さん描くのが早く作品が出来上がったので「おくの細道」の朗読を行いました。その時の状態は始める前の呼吸と発声の様子とは様変わりです。言葉が上手く出せなかったKさんも今度は一生懸命声を出し、見違えるように落ち着いていました。

 発声と絵画の訓練を上手く組み合わせると非常に楽しい訓練が出来そうです。
いよいよ次回から本格的な絵画制作を始める事としています。

 皆さんの素晴らしい作品が出来上がる事をねがっています。

平成20年5月20日(火) 第11回研修



 M銀行の新入社員の方3名が研修に参加しました。
 若駒の里の利用者の皆さんと一緒に大きな声で発声します。
 今年入行した方は、夫々老人ホームや知的障害者施設などに分散して福祉活動をしているそうです。

 そこで、どのような発声が出来るか聴かせて頂きました。
 皆さん良い声で将来が楽しみです。しかし、「鼻濁音」が正確に発声出来る人はいませんでした。そこで1番身体のガッシリした、大学で「アメリカンフットボール」をしていたと言う青年に鼻濁音を発声する腹膜の使い方を紹介しましたら、少し練習をすると何とか出来るようになったのです。
 他の2人にも同じように練習して頂きましたが、なかなか上手く出来ないようです。
 以前、小学1年から2年生の児童を中心に150名の発声体操を指導した経験があります。基礎体力がある児童はすぐに出来るようになりましたが、食欲も細く青白い顔をした生徒は全く出来ませんでした。
 発声自体が弱々しく意欲も少ない印象が強く残っています。

 やはり、基礎体力の充実した方は、鼻濁音も難なく発声できるようです。

 感声アイモは、この点から1つの仮説を持つに至りました。
 基礎体力が充実している人は「声が元気で鮮明」です。逆に「声が不鮮明でハッキリしない方」は心か身体の調子が健全ではない。ということです。
 そこで、ねたきりや車いすで運動したくとも出来ない方や知的・精神的・発達等々で運動が十分に出来ない方に体幹運動で健康になって頂きたいと工夫して考えだしたのです。

 続けることで規則正しい呼吸運動が定着し、呼吸器・循環器が活性化し腹膜自体が強化されます。
 笑いと同じ免疫力の効果も期待しています。
 その、1つのバロメーターに「鼻濁音」があると確信していますので是非多くの皆さんが発音出来るようになってください。

 施設を利用する方にも鼻濁音が発音出来るように訓練を強化しています。
文京区は多くの文豪を輩出した地域です。朗読が出来るようになってぜひ古典文学を朗読して下さる事を願っています。若駒の里の皆さんに期待しています。

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