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 独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業
「感声による社会活躍・自立支援システムづくり事業」

 事業の目的と意義


若駒の里
東京都 文京区「若駒の里」知的障害者更生施設 定員30名
全国報告会in東京

 2月の爽やかな晴天の日。


(写真は、朗読する3施設のみなさん)


 平成21年2月12日(木)東京都文京区シビックセンター小ホールに約100名が参加して開催しました。

 会場ロビーには知的障害者通所更生施設文京区の若駒の里をはじめ佐渡市の知的障害者更生施設の岩の平園・第二岩の平園。野田市知的障害者更生施設野田芽吹学園、柏崎市知的障害者更生施設松風の里の皆さんが描いたアクリル画が展示され参加者の感動を誘いました。



(写真は、挨拶する池上啓喜施設長さん)

 知的障害者通所更生施設文京区の若駒の里の池上啓喜施設長は、施設報告の中で感声アイモの発声訓練に利用者の皆さんが積極的で、その日の参加率が約10%以上向上したことが報告されました。

 各施設からの報告では、野田芽吹学園の鈴木美由紀施設長さんから「感声アイモの発声訓練を毎日行っている事で作業に集中し、参加する人が増えてきました。やる事があるという事は健康で生活出来るという事ですね。」、グリーンフィンガーズの矢嶋脩司施設長さんからは「元気な『いらっしゃいませ。ありがとうございました。』が販売の成果をあげています。」、就職するなら明朗塾の小澤孝延副施設長さんから「19年度より感声アイモの活動を取入れました。今では感声アイモの大ファンになって心待ちしている方が多くなっています。声を出す事は、自分の思いも自分の口で言えるという事は本当に幸せなことです。施設見学を受入れていますが『いらっしゃいませ・こんにちは・さようなら』と元気な挨拶をする方が多いと言われています。」とそれぞれにお話がありました。

 また、今年はインフルエンザが流行しているにも関わらず利用者の皆さんは元気で風邪を引く人が少なく看護師が例年に比べて非常に仕事が少なくなっているなど楽しい内容でした。


(写真は、報告する就職するなら明朗塾の小澤孝延副施設長さんと施設の皆さん)

 横隔膜を直接訓練する感声の発声でインフルエンザの予防につながり皆さん元気に活躍して頂きたいと思います。

 東京報告会の特徴は、開催地にある知的障害者通所更生施設文京区の若駒の里を中心に、千葉県野田市知的障害者更生施設野田芽吹学園とさいたま市障害者デイケア・グリーンフィンガーズの皆さんがいっしょに舞台に立ち発声と「おくのほそ道」の朗読を暗誦した事です。

 また、報告会の為に製作した創作詩「めぶきのこえ」を全員で声をあわせて読み上げました。

 出演した3施設の皆さんは何度も練習したように息もぴったりでしたが、当日2度ほどのリハーサルで出来たことに感動される方も居ました。


 創作詩「めぶきのこえ」を紹介します。この詩は2年に渡る事業を通じて創作しました。
多くの皆さんに紹介したいと思います。


(写真は、着物を着て出演した野田芽吹学園の皆さん)

めぶきのこえ

詩  みき&あみ
監修 木村 紀子

涼しい目をして
生まれたいのち
気づくと
心を閉じていた
固い殻に
ことばをかくし

見つけられない
無数の種が

清水(しみず)の歌を
聞きながら
大地に芽吹くと
あこがれて
今か今かと待っている

かすかな呼吸(いき)を
伝えたい
自由にならない
いのちがある
生かしてほしい
いのちがある

信じる声の太陽(ぬくもり)に
いつでも誰でも
ときめいて
しきをいろどり
のびあがる


(写真は自作詩を朗読する江口あけみさん)

メッセージより
文京区長 成澤廣修 様。
・本日は、全国各地での指導の経過報告と合わせ、講習を受けられている障害者施設の利用者の皆さん方による発表が行われ、その成果を直接目にすることができるものと期待しております。
 区内においても、一昨年より知的障害者の通所施設であります、本郷福祉センター「若駒の里」において、発声による訓練に加え、絵画製作を利用者に対して指導していただいており、利用者も興味を持ち楽しみにしていると聞いております。
 感声アイモの今後の活動に期待申し上げますとともに、報告会のご盛会を祈念し、ごあいさつといたします。(抜粋)

東京新潟県人会会長 平 辰 様(株式会社 大庄 代表取締役社長)
・皆々様の声は世界中に届きます。
そして世界中の人々に心地よい音色として、それは風の音のように波の音のように名音楽のように。その時皆さんの大きな声は、世界の人々と手をつないでいるのです。
 声はトビラを開くみなもとです。そのトビラの向こうに世界の平和があると信じて大きく羽ばたこう。(抜粋)

アンケート及びコメントより
 寄せられたアンケート及びコメントの中で特徴的な感想と意見を紹介します。
・「片雲のこころ おくのほそ道 芭蕉のこころ三百年」(福田眞久著・芦書房より)の前文をはじめ発端(一)から日光(六)まで全暗誦したことは圧巻でした。自発性ということがすごいですね。木村さんのやっていることがわかりました。
・すばらしい働きをなさっている事を知り感激致しました。目からウロコです。
・今後活動の場を広げていただき是非ご指導頂きたいと思います。
・声というものの偉大な力を認識しなおしました。日本語(文字のなかった時代)の研究の手がかりになる気がします。
・感声について理解までは?


(送られた花束の前で記念写真。浴衣姿は理事長の木村紀子。)

・皆様のご努力に拍手を送ります。
・障害者施設で朗読をご一緒にというボランティアをしています。とても共感しました。取入れさせていただきます。
・おそらく「声」だけの大会は「感声舞台」だけでしょう。(ギネスへ)人が声をしっかり出す事で、そのひとの世界が開(拓)けるとは、大切な事なのに、まだ気づいていない今の日本です。どんどん広めて下さい。大声と大魂でどんどん大木に育ちます。
・感声について、声は大きなもの(宝)だとわかった。がんばってください。

・声育士について、教える事は大変でしょうが専門職が育ってほしい。
・「声で育む幸せづくり」について、入所の方が、みな、真剣に声を出している姿は聖なる尊いすばらしい人間の極地でした。感動は人々を勇気づけ成長させる。たくさんの感動をありがとう。私も奥の細道全暗記、挑戦しようと思った。(できるかな)

・本日は涙と感動で人生前へ進めました。お仕事は大変でしょうが、力いっぱい続けて下さい。日本の未来を開きます。
・声の大きさ、力強さが素晴らしいと思いました。せっかくの発表なのに観客が少なくて残念に思いました。
・感声について、理解出来た。
・声育士について、理解出来た。

・腹から声を出せる事は本当に気持ち良い事とだと思います。少しの発声で本当に腹があたたまりました。仲間とやれば心もあたたまりそうです。
・障害のある方々の努力に感動しました。
・感声について、理解出来た。音だけでなく言葉になっていて興味が持てます。
・「声で育む幸せづくり」リズムと意味があってたのしいです。意見はありませんが参加させて頂きありがとうございました。

・子供達の努力はりっぱ。教える人も感じる大切な事と思う。
・感声について、理解出来た。
・声育士について、理解出来ました。
・感声について、理解出来た。人間的にひろくとらえていきたい活動と思います。
・声育士について、理解出来た。興味深いお話でした。

・木村先生のでっかい大いなる情熱にうたれました。このように一生懸命な俳優・指導者・役者にお会いしたのは初めてです。
・声は人なり、声は人を喜ばせ希望に成長・開花する。人間の一番の特長、素晴らしさは「声」だと気づかせていただきました。

・大声が個人(個性)を引き出すのですね。
・本当の自分と出会うことは大きく心をこめた声を外に向かって送り放つことだと教えて頂きました。

・素晴らしい仕事を世界で初めてお始めになったこと本当に人類にとって良かった!と心がふるえます。どうぞ先頭に立ってお続け下さい。
・学校の国語の発声の大切さが良くわかりました。○×テストでない個人の開花のための国語を広げてくださーーーーーーーーーーい!

・感声と狂言とは根はつながっていると思います。人間への大いなるはげまし、いきる、いのちの尊さの讃歌だと思います。

<参考資料>

東京報告会でのポスター


平成20年6月24日(火) 第12回研修



 若駒の里では、今日まで発声訓練だけでしたが今回から社会参加を目指した初めて絵画練習をおこないました。

 最初にいつものように呼吸訓練をしてから絵画の製作を行いました。

 Kさんは言葉が上手く出せず表情も硬かったのですが絵を描いてビックリ。その動きと運筆は有名な版画家の棟方志功が版画を製作する時に一気呵成に作品を作り上げるスピードそのものだったのです。出来上がった絵も情熱的でいままで見た事もないようなタッチです。

 皆さんそれぞれ思い思いの絵を書き上げましたが素晴らしい色彩と構図です。

 皆さん描くのが早く作品が出来上がったので「おくの細道」の朗読を行いました。その時の状態は始める前の呼吸と発声の様子とは様変わりです。言葉が上手く出せなかったKさんも今度は一生懸命声を出し、見違えるように落ち着いていました。

 発声と絵画の訓練を上手く組み合わせると非常に楽しい訓練が出来そうです。
いよいよ次回から本格的な絵画制作を始める事としています。

 皆さんの素晴らしい作品が出来上がる事をねがっています。

平成20年5月20日(火) 第11回研修



 M銀行の新入社員の方3名が研修に参加しました。
 若駒の里の利用者の皆さんと一緒に大きな声で発声します。
 今年入行した方は、夫々老人ホームや知的障害者施設などに分散して福祉活動をしているそうです。

 そこで、どのような発声が出来るか聴かせて頂きました。
 皆さん良い声で将来が楽しみです。しかし、「鼻濁音」が正確に発声出来る人はいませんでした。そこで1番身体のガッシリした、大学で「アメリカンフットボール」をしていたと言う青年に鼻濁音を発声する腹膜の使い方を紹介しましたら、少し練習をすると何とか出来るようになったのです。
 他の2人にも同じように練習して頂きましたが、なかなか上手く出来ないようです。
 以前、小学1年から2年生の児童を中心に150名の発声体操を指導した経験があります。基礎体力がある児童はすぐに出来るようになりましたが、食欲も細く青白い顔をした生徒は全く出来ませんでした。
 発声自体が弱々しく意欲も少ない印象が強く残っています。

 やはり、基礎体力の充実した方は、鼻濁音も難なく発声できるようです。

 感声アイモは、この点から1つの仮説を持つに至りました。
 基礎体力が充実している人は「声が元気で鮮明」です。逆に「声が不鮮明でハッキリしない方」は心か身体の調子が健全ではない。ということです。
 そこで、ねたきりや車いすで運動したくとも出来ない方や知的・精神的・発達等々で運動が十分に出来ない方に体幹運動で健康になって頂きたいと工夫して考えだしたのです。

 続けることで規則正しい呼吸運動が定着し、呼吸器・循環器が活性化し腹膜自体が強化されます。
 笑いと同じ免疫力の効果も期待しています。
 その、1つのバロメーターに「鼻濁音」があると確信していますので是非多くの皆さんが発音出来るようになってください。

 施設を利用する方にも鼻濁音が発音出来るように訓練を強化しています。
文京区は多くの文豪を輩出した地域です。朗読が出来るようになってぜひ古典文学を朗読して下さる事を願っています。若駒の里の皆さんに期待しています。

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