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平成20年6月27日(金) 第13回研修会
野田芽吹学園の皆さんは鈴木施設長さんを先頭に、9月19日(金)欅のホールで午後1時に開催する感声アイモの全国報告会に向けての取り組みが進んでいます。
朗読は4つの班が分担して「おくの細道」を朗読します。それも全て暗誦です。舞台では台本を持たずに詠唱する練習をしています。
また、絵画も精力的に製作しています。(写真)
素晴らしい作品が出来るたびに声を出す事が出来ないMさんも満足した笑顔を見せて下さいます。そして自分の作品を飾ってほしいと指と目で合図します。それがハッキリとした意志表示になってその自信が伝わって来ます。
声を出せない人は目と手と態度でコミュニケーシヨンします。
声も絵も1つの表現方法であり相手とコミュニケーションする具体的な方法です。今までは会話が出来・文字が書ける事がコミュニケーションでそれ以外は手話も含め特殊な方法とされていますがその「思い込み」を取り払えば意志を伝える方法は全て立派なコミュニケーションです。問題はそれを受け止める側の感受性にあります。
多くの人が言葉にならない「声」に心を感じる技能を身に付けてほしいと思います。「目」と「手」の動きを見て心を感じる技能を身に付けてほしいと思います。
そこに心を感じる研ぎすまされた感性が生き・育まれていくと思います。
心は感性であり感性は心です。感性の教育が十分に出来ればこうした問題を本質的に改善出来ると思います。
全国報告会「野田市報告会」で鈴木施設長さんは「訓練を続ければ素晴らしい事ができるようになる」というメッセージを発信したいとおっしゃっていました。
午後の発声訓練では「おくの細道」の朗読に非常に熱心なEさんが活躍します。木村が野田芽吹学園で初めて朗読した鈴木牧之の北越雪譜から「熊人を助(くまひとをたすく)」を初めて聴いて隣ですぐにまねをして読み上げました。
さびの「もし情けあれば助たまへーーーーー」と木村が浄瑠璃の哭き語りのように読むと同じように「えぇぇぇぇー」と読み、参加者からも思わず拍手が起こりました。
木村の朗読の最中で拍手がでたのは初めてです。

次に野田報告会で発表する「おくの細道」の練習を行うとEさんが前に出て(写真)、「発端」から「旅立ち」までの全文を一人で読み上げ、自信タッフリの笑顔で席に戻りました。
その後廊下で「素晴らしい朗読でしたね」と声をかけると満面の笑顔で応えて下さいました。その笑顔が大きな自信を表しています。
感声に始めから反応し「ミョ・ミョ・ミョ・ミョ・ミョ」と意味をなさない声を出していましたが、彼は日本語のリズムを一瞬に記憶し理解したのだと思います。
Eさんは言葉ではなく「日本語が本来持っている美しいリズム」で学習したのです。木村が初めて朗読した「熊人を助く」もはじめは内容ではなく「日本語のリズム」で一緒に読んだのです。
この手法は知的・発達等々に障害があるとされている方のコミュニケーション訓練・教育に大きな貢献が出来、全く新しいジャンルを開く予感がします。
全国報告会に向けて,現実的かつ具体的なコミュニケーション訓練の新たな手法を紹介出来ると思います。
これが普及すれば幼稚園・小学校・中学校・高校の教育にも「心の教育・日本語の発声教育」に貢献出来る可能性があり、心の問題で起る様々な社会問題の根本的な解決策として実践的に繋がるのではないかと期待しています。
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